【夏休み企画】第7弾/栄養講座ブログ開催!!

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2017年8月9日 (水)

⑦ケガの予防

 

◆ケガの予防のための食事


スポーツ選手にとって、「怪我」は絶対に避けたいところですよね。

日頃の体調管理や筋力、骨、腱や靭帯の強化を意識することが、ケガを予防したり、大きなケガを軽症で済ませたりすることにつながります!!

そのために、食事面では日頃から好き嫌いをせず、何でもしっかり食べることが大切です☺

5大栄養素がバランスよく整った「栄養フルコース型」の食事が毎食できているか、自分の食事を振り返ってみましょう。

 

「栄養フルコース型」

 

①主食

②おかず

③野菜

④果物

⑤乳製品

 

 

◆積極的に摂って欲しい栄養素

 

ケガの予防にはバランスの良い食事が基本ですが、その上で、積極的に確保しておきたい栄養素を挙げると、

「たんぱく質」

「カルシウム」

「鉄」

「コラーゲン」

「ビタミンC」

などになります☺

 

 

【たんぱく質】


たんぱく質は、筋肉や骨、腱やじん帯などの材料として最もベーシックな栄養素ですから、怪我の予防や回復のためにしっかり摂る必要があります!!

たんぱく質は、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などに多く含まれています。

 

【カルシウム】


カルシウムは99%が骨や歯の材料となり、残りの1%は、筋肉の収縮や神経の伝達といった選手のパフォーマンスやコンディション維持に重要な役割を果たしています。

また、発汗量が増えてくると汗からのカルシウム損失が多くなるため、積極的に摂って欲しい栄養素です!!

食事では、カルシウムの宝庫である乳製品がオススメです☺

 

【鉄】


鉄は、血液中の「ヘモグロビン」の材料として働きます。

ヘモグロビンが少ない状態=「貧血」になると、カラダのすみずみまで酸素が行き渡らず、同じ練習をしてもついて行けなくなるなど、スタミナ低下につながります。

スタミナが失われると疲れた状態になり、パフォーマンスなどが低下しケガや故障につながりやすくなります。

鉄を多く含む食品はレバーや赤身の肉・魚、貝類などですが、食事から必要量を確保するのは難しく、吸収率も低いので、サプリメントも有効活用しましょう☺

 

【コラーゲン】


コラーゲンは骨、関節、腱、靭帯など結合組織の材料となります。

骨の材料としてカルシウムがよく知られていますが、骨はコラーゲンの網目の中にカルシウムが入って形成されています!!

ですから、骨の材料となり、関節の動きをスムーズにする働きのコラーゲンは、骨折・捻挫・アキレス腱のケガ予防や回復に効果的です!!

コラーゲンを多く含む食品は鶏の手羽やフカヒレなどですから、これらを毎日食べるのは難しいため、十分な量を継続して確保するにはサプリメントを使用するのがオススメです☺

 

【ビタミンC】


鉄と一緒に摂ることで吸収率を高めてくれたり、体内のコラーゲン合成にも不可欠なのがビタミンCです!!

また、風邪の予防やストレスに対抗するなど、コンディション維持のために重要な働きをしています。

ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれていますので、積極的に食べましょう☺

 

 

*****

次回は

⑧試合の日の食事

です。

 

(全12回)
①スポーツと食事の関係
②「栄養フルコース型」の食事
③間食のススメ
④筋力アップ
⑤持久力アップ
⑥疲労回復
⑦ケガの予防
⑧試合の日の食事
⑨夏バテ対策
⑩ウェイトコントロール
⑪スポーツジュニアと栄養
⑫サプリメント

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